入口すぐのところに、新刊書籍・雑誌を集めたコーナーを作りました。
常時全点を在庫している夏葉社をはじめ、本の雑誌社、土曜社、ナナロク社、ミシマ社、里山社、新たに苦楽堂などの本、バックナンバーも揃えている「棲」「fratto」「BOOK5」「Kalas」をはじめとする雑誌・リトルプレスなど、当店お取り扱いの新刊の大部分が、このコーナーにございます。
このたびお取り扱いが始まった、星燈社さんのブックカバーも目立っています。
まずはお目当ての新刊を、というお客さまにはご覧いただきやすくなったのでは…
こまめに手を入れていきたいとおもいます、どうぞ覗いてみてください。
さて、まとまって入荷した新刊をご紹介いたします。
(ほんとうは一冊ずつ丁寧にご紹介したいのですが!)
■苦楽堂の本■
平野義昌「海の本屋のはなし 海文堂書店の記憶と記録」
☆岐阜では現在のところ当店のみお取り扱いです
☆岐阜では現在のところ当店のみお取り扱いです
2013年、多くの方に惜しまれつつ99年の歴史に幕を閉じた神戸の海文堂書店。
徒然舎の開店後すぐにお声掛けくださり、岡崎武志さん・山本善行さんとトークイベントをさせていただいた、大きな思い出の残る書店です。
その後、名物書店員・平野さん(ブログ)が毎週FAXで送ってくださる「週刊 奥の院」(ぜんぶ手書きの濃ーい新刊レビュー)がとても楽しみでした。(今でも綴じて保存してあります)
その平野さんが、偉大な“まちの本屋”であった海文堂書店の日々を綴られた一冊です。
早く読みたいです。
編:苦楽堂「次の本へ」
1冊本を読み終えると、次に読みたい本が見えてきます。
「面白い2冊目」との出会いをガイドする、84人の読み方案内エッセイ集。
大坊勝次・キムホノ、写真:木村一成「大坊珈琲の時間」(自由空間)
☆岐阜では現在のところ当店のみお取り扱いです
2013年末に閉店した表参道の名店・大坊珈琲店店主と、そこに通いつめた陶芸家・キムホノさんの密度の濃い対談と、在りし日の大坊珈琲店の姿を収めた写真で構成されています。
版元は、当店でもおなじみの「棲」の自由空間さん。
(キムホノさんは「棲」の題字を書かれています)今後は書籍の出版にも力を入れていかれるそうで、楽しみです。
■本の雑誌社の本■
本好きは気になって仕方がない本をつくられる、本の雑誌社さん。
当店のような小さな店にも気配りくださって、とても幸せです。
「西荻窪の古本屋さん」(とてもおすすめ!)など少し前の刊行本もお取扱中ですよ。
荻原魚雷「書生の処世」 ☆サイン入り
何を置いても本が好き。ひまさえあれば本を読み、ひまがなくても本を読む。
ほんとうにそう生きる方、荻原魚雷さん(ブログ)の、本の話とエッセイです。
現在WEB本の雑誌で連載中の「日常学事始」では、本から少しだけ離れて“実践的生活術”を綴られているのですが、これもとても面白いのです。
新保博久「ミステリ編集道」 ☆サイン入り
作家も編集者も眠らなかった草創期から現代まで、さまざまな名作を世に送り出してきた13人の名編集者たちの証言でたどる、戦後ミステリ出版史
西牟田靖「本で床は抜けるのか」
このタイトルを見てしまったら、手に取らざるをえない蔵書家も多いでしょう。
売却、電子化、書庫づくり、などなど、家族をも巻きこむ蔵書問題へ果敢に挑んだ体験記。
津野海太郎「百歳までの読書術」
古本屋をやっていると、もうそろそろ考えないといけないのだけど…と、ご年配の方から相談を受けることがよくあります。
蔵書の処分、図書館の使い方、速読と血読、有名作家たちの晩年―
70歳からの本との付き合い方を名編集者が綴る、老いと笑いの読書エッセイ。
岩瀬崇「詩と共生」(Webサイト)
大垣市在住の書作家、岩瀬崇さんによる著作は、造本にもこだわり、悩み抜かれて作られました
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